季節の園芸相談 トマトの尻腐れ病
トマトの果実の花が落ちた尻の部分がややくほんで、黒く腐ったようになりました。原因と対策について教えて下さい。

原因はカルシウムの欠乏によっておこる尻腐れ病にかかったものと思われます。
発生しやすい条件
・開花期にカルシウム吸収量が減る場合に発生しやすくなります。
・高温で土が過湿になったり乾き過ぎると根の働きが悪くなり、カルシウムの吸収量が減少します。チッソ分やカリ分の施しすぎや堆厩肥(たいきゅうび)を多用した場合に、カルシウムの吸収が抑制されます。
・酸性土壌では、カルシウムが不溶性となります。
対策
・土の急激な乾燥を防ぐため、敷わら、ビニールなどで覆って、適宜かん水をします。
・土の酸性化を防ぎ、酸性の高い土は、苦土石灰などで弱酸性(pH5.6~6.5)に調整します。 ・応急対策として、塩化カルシウム200倍液を新葉、開花花房や幼果に散布すると予防的効果があります。
相談員 福本誠
平成20年(2008年)7月 花緑センターだより 5号より







