丹波に海はないが、波はある。(緑のパトロールニュース)

丹波は、セツブンソウやカタクリの花の開花とともに始まり、加古川沿いに数キロに繋がる桜並⽊が⾊づく頃春本番です。今年は、特に柏原駅周辺の薔薇が綺麗で、たんばオープンガーデンの各庭でも優美を競っていました。

緑のパトロール隊もノジギクの苗、花のある道づくり事業の苗配りや緑化資材の配布など花々と供に活動開始です。 

少⼦化が進み、閉校となった⼩学校や保育園・幼稚園をもう⼀度、⼦供たちの声がする集える場所に蘇らせたいとの思いがありました。地域の皆さんには、県⺠まちなみ緑化事業をまちづくりの⼀助となるように活⽤していただいています。旧神楽⼩学校では校園庭を芝⽣化して、数カ所にテントが常設されました。周辺には⽊々を植樹し、⼀本の⾼⽊にツリーハウスが設置されました。これらで、休⽇には⼦供たちの声が響いています。 

丹波篠⼭市でも、閉園の保育園の園庭が芝⽣化された後、市の事業で遊具が設置され、親⼦の集いの場になっています。 

丹波市⼩⼭⾃治会では、⽵藪沿いの道が「ゴミ捨て禁⽌」の看板が⽴ち、背の⾼い雑草で覆われていた場所がありました。地域の皆さんとの話し合いで、県⺠まちなみ緑化事業を活⽤し、⽵を⼟留めに利⽤した紫陽花園に⽣まれ変わりました。皆さんの紫陽花剪定の講習会や花⾒の場所になりました。こうした⼩さな活動が、少しでも浸透して⼤きな波になればと思っています。

丹波緑のパトロール隊員 木村圭介